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Goldman、Bitcoinの取引を希望

他の仮想通貨、個人のISDA、 McClatchy、テック企業のガバナンス、スポーツギャンブル、ペイウォールについても。

GoldmanのBitcoin!

ここで1~2回、触れたかもしれませんが、私はGoldman Sachs Group Inc.に勤務していたことがあります。会社は良いところで一緒に働いていた人たちの多くを好ましく思っていますが、会社を恋しいと思ったことは一度もありません。投資銀行は結局、私向きではなかったのです。それとは別にここで1~2回、お話したことがあるかもしれませんが、Bitcoinや他のブロックチェーン愛好者がおこなう大胆な要求に対して、私は疑問を抱くことがあります。仮想通貨は確かに興味深いと思いますし、実際に私は仮想通貨についても多くの記事を書いていますが、自分はBitcoinに懐疑的だと見なすのが妥当だと感じています。

それでも私は今、GoldmanのBitcoin取引部署で仕事をしたい気分なのでしょうか?それは、我慢できないばかげたプロジェクトのように思われます。

仮想通貨に正当性を与えてGoldmanに対する新たな懸念が生まれる段階において、同社は仮想通貨の価格と関連しているさまざまな契約の中で、自社の資金を使って顧客との取引を始めようとしています。

Goldmanは当初、Bitcoinの売買は実際におこなわない予定でしたが、社内チームは当局の承認を得て仮想通貨の保有に関する付加的リスクの対処法を把握する方向性を検討しています。

これら全ての単語は「Bitcoin」を除いて、私には馴染みがあります。「当局の承認が得られたら」!「付加的リスクの対処法を把握せよ」!「さまざまな契約」! 投資会社勤務について私が本当に恋しいと思うひとつは奇妙かもしれませんが、馴染みのない信じ難い取引の実務的な処理方法を理解することです。ある意味、それは投資銀行での知的コンテンツの核心、そう核心部分であり、銀行が顧客の要望を満たすために、金融上の要望を特定し、法、当局、税制、資金調達、流動性、市場リスク、評判に関する針に必要な糸を通すような、困難なことを成し遂げることなのです。

正確な開始日は決められていませんが、今後数週間のうちにGoldmanは顧客向けBitcoin先物取引に自社の資金を利用し始めるでしょう。それは顧客に提供される直物為替先物取引として知られるもので、さらに柔軟性のある先物取引も自社で作り上げることになります。

店頭取引のBitcoinデリバティブを自社で構築!本物の銀行が!素晴らしい仕事ぶり!新商品を承認する委員会会議を想像してください。Goldmanでさえ、かなりうすら寒いように感じられる状況です。

取引業務の構築を監督するGoldmanの幹部、Rana Yaredは、同社は参入分野に対しては明確な考えを持っていると述べました。

「Bitcoinが世界を支配すると寝ぼけたことを考えるような熱狂的な信者だと、自分のことを見なしてはいません」とYared氏は語りました。「ほとんど全ての関係者は、Bitcoinを実際に扱うことに懐疑的です」

これは単にBitcoinへのコメントではありません。新たな取引やデリバティブ業務を構築する際に何らかの個人的疑念を感じないなら、おそらくあなたが少し間違っているのです。

どれほど「銀行業務は退屈」であるかについて、ここで多くが語られています。「退屈」という表現は専門用語です。これは、銀行業務は文字通りつまらないということを意味するのではなく、むしろ銀行は市場変動に対するレバレッジが少ないということです。しかし、銀行業務は文字通りつまらないという意味もあります。金融危機発生後の規制が持つ意図と主な効果はレバレッジと市場リスクを減らすことですが、付属的な効果として、大胆で新しい金融的な欲望を見つけて刺激的な方法でそれを満たすよりも、従来の商品と事業分野に効率的に集中するように銀行が無理強いされる場合があります。でも、GoldmanにBitcoinのトレーディングデスクなんて!退屈ではないですね。それは全く新しくて複雑で、面白い商品であってビジネスを構築し、さらに狂気じみた市場リスクもあります。Goldman Sachsのように疑い深い気質に代表される、信用できない従来の銀行システムに取って代わるはずだったBitcoinがGoldmanを再び面白くさせるなら、愉快な皮肉になりますね。

仮想世界のあらゆる場で

実際に大手銀行で仮想通貨取引事業がおこなわれることを想像すると、驚くほどくだらないあらゆる物事に常に対処するようになります。例えば、ここにMilken研究所グローバル会議での仮想通貨パネルディスカッションの逸話がありますが、お望み通りひどいように思われます。「満員の聴衆がいる会場での真面目な議論と宣伝されたが、パネリストは叫んだり無駄話をしたり、グダグダで」とNouriel Roubini は言い、「分散化の話は全部でたらめ」で、某仮想通貨男はNourielに向かって「仮想通貨を何か購入してもらえば、それがどのような仕組みなのかが分かります」と述べたのです(これでも専門家なのか!)。

さらに、「私が介入して、このディスカッションを規制する必要があるかもしれません」と別のパネリストである米国財務省の法律顧問、Brent McIntoshは話しました。

確信はありませんが、気の利いたセリフだったのでは?

ここで、過度の成功によりTelegramの初回ICOがどのように中止されたかについてお話します。

Telegramは人気のあるメッセージアプリで、小規模な民間投資家グループからかなりの資金を集めていましたが、今回の件に精通している人物によると広く公共投資を得るため、計画されていた仮想通貨の販売を中止しています。

Telegram Group Inc. は、200名を下回る個人投資家に新しく作成した仮想通貨を販売し、17億ドルを集めています。

結局、実際には登録証券を発行するICOが予定されています。これまでには未登録証券が募集されるICOがあり、それらのトークンは証券で、米国の登録要件を避けるために販売は「適格投資家」に制限されています。合法的な、もしくは一般投資家に開放されていたICOもありましたが、証券募集と特徴付けられるものではありませんでした。しかし、証券取引委員会は基本的に全てのICOが証券募集であると明確に考え、最終的には誰かが十分に大規模で信頼できるICOをおこなうつもりがあるなら、それを証券募集として登録するでしょう。おそらくは投資銀行のシンジケートが雇用されて7%の手数料が支払われ、一般的な新規株式公開のように見えるようにしますが、トークンはどうなるのでしょうか。たぶん、GoldmanのBitcoinデスクが先導するでしょう。

ベネズエラの石油もそのような感じです。

ベネズエラは、インドの原油購入に30%の割引を提供していますが、インドがPetroでの支払いに合意すれば、国家による初のデジタル通貨としてベネズエラが大げさに宣伝している仮想通貨(Petro)は原油埋蔵量により支援されると、インドのBusiness Standardは伝えています。
その記事は少し不明瞭ですが、基本的に取引は以下のようだと思われます。

1. インドがベネズエラにドルを支払い、Petroを手にする(他の誰がPetroを売るでしょうか?)
2. インドがベネズエラにPetroを支払い、石油を手にする。
3. ベネズエラは「ほら見て。Petroは本物で、石油の購買にまさに使用可能」といった感じです。

私はPetroには懐疑的でそれに反対する部分は、石油により「支援」されて換金できるという主張は明らかに誤りであるということです。ベネズエラが実際にある程度の石油をPetroで交換する場合、それは少し間違っていると私は見なします。

あなた自身の個人ISDA

なぜあなたは、デリバティブの大手銀行との店頭取引を認める国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)のマスター契約を結びたいのでしょうか。あなたが明らかにヘッジファンドや企業のヘッジ担当者であればビジネスに必要ですが、個人の場合だとそれはある種のステータスシンボルでしかありません。

ISDAのランクは厳しくなっています。誰も数えてませんが、10年前のピーク時でもわずか3,000名だったと業界人は推測で見積もっていますが、金融危機以降はかなり減少しています。何か月間もインタビューをして分かったのは、ISDAマスター契約の保有者はわずか12名だということでした。

ステータスシンボルに加えて、大手銀行とのデリバティブの店頭取引が可能となり、これは少し入り乱れた感じですね?(ある資産管理者は「銀行がこの事業をおこなっているのは、企業に対する2~3倍の手数料を課すことができるからです」と言っていますし、OTCデリバティブへの企業の支払いが低いわけでありません)個人でISDAを手にしているなら、(1) あなたはかなり裕福で(大手銀行の純資産要件は2,500万ドルからスタートする傾向)、(2) ISDAは最初に手にする価値があるものだと身をもって経験する取引や取引関連のビジネスで資産を築いたのだと、私は推測します。つまり、あなたがデリバティブ取引に非常に精通しているのは当たり前なのです。あるいは、OTCデリバティブ取引で資産を失ったことは、最高にばかげたバカラ賭博のようにあなたが望むエンターテインメントの形式なのかもしれません。

このような人がいます。

ロンドンの最高級地区であるケンジントンの住宅について、変動金利住宅ローンの上昇する金利から身を守るためにGuido Filippa はGoldman SachsとのISDA契約を結びました。.

45歳のFilippaは同銀行ロンドン支店のマネージングディレクターとして勤務経験があり、Goldmanの個人資産管理ユニットを通じて契約しました。彼は10年の金利デリバティブを結びましたが、それによって彼は住宅ローンの約4%の価値に相当する前払い保険金を支払う必要がある一方で、銀行間の借入金利費用基準が事前に決定されたレベルを超える分は、銀行側が彼に対して四半期ごとに支払う必要があります。

本当の話として、私はJPMorgan Chase とISDAを結んでいませんが、かなり似たような取引をおこなってもらうように彼らをなんとか説得しました。それは30年の固定金利住宅ローンで、私の金利ヘッジ要件をかなりうまく満たして、さらに前払い保険金がいらないのです。変動金利住宅ローンとOTCの上限について、私がもっとうまくやれるかについて説明を求めるようなメールは送らないでください。この記事のポイントは、私にはできないということです。なぜなら、私はISDAを持っていないからです。でも、それが残念だとは思っていません。

(はい、はい、結構、結構。分かりました。告白しますが、私が最初に住宅ローンを取得した当時はGoldmanに勤務していて、私は自分ができることについてChaseにいくつか質問しました。正確には覚えていませんが、金利リスクのカスタマイズについてだったと思います。金融業界で働いて最初の住宅ローンを見つけた際に、これは餌食になってしまう誘惑みたいなものです。「無理です」と彼らは言い、私は「妥当ですね」と答えました。おそらく私が2,500万ドルとISDAを手にしていたなら、この件についてもっと追求したのでしょうが。)

McClatchy

McClatchy Co.の最高財務責任者であるElaine LintecumがMoney Stuffを読んでいるかどうか、私は知りません。しかし、私は昨日、その企業のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を多く販売しているヘッジファンドのChatham Asset Managementに対してMcClatchy が提案した借り換え契約について執筆し、もしCDS購入者がその借り換えで不当な扱いを受けたら、彼らはその企業に対して自身のより良い契約を提案するべきであると述べました。Chathamの契約は実質的にCDSの購入者を受け入れることでCDSの借り換えを支援するのでしょうが、CDSの販売者を受け入れることでCDSの購入者が借り換えを支援する技術が存在するので、反対側の者を受け入れることでどちらがより多くの利益を得られるのかを目にするオークションをMcClatchyは開催するべきです。

LintecumはBloomberg Newsにも語りました。

「CDS市場に損害を与えるためにこの契約をしたのではありません」と、McClatchyのElaine Lintecum CFOはインタビューで語りました。「私にはCDS市場に対する信認義務はありません。CDS市場に賭けている人たちは、McClantchyとその株主を傷つけるモチベーションを持っています」

「他の契約に関して私にアプローチする人はいません」とLintecum は話しました。「McClantchyに来る他の契約オファーを我が社は評価し、株主にとって最大の利益になるようにします」

ヒントです、ヒント!とにかく、相次ぐ奇妙なCDS取引の現状で中心的な問題であるMcClatchyとHovnanianについて、彼女は全く正しいのです。彼女はCDS市場への 信認義務はありません。クレジット・デフォルト・スワップは企業の信用に関する純粋な正規でない賭けであり、一般的には企業の知識、承認、関与がないまま手配されます。もし企業が自社のCDSのために市場を見て、うまく使えていないCDS市場参加者によって自社の借入費用を安くする方法を見い出すなら、なぜその企業はチャンスをつかまないのでしょうか。デリバティブ市場で債券に金を賭ける人たちとは、どのような関係があるのでしょうか。市場の完全性が重要なのはなぜでしょうか。回答はあって、機能しているCDS市場は法人の借り主への控除を安くするかもしれませんが(もしくはしないかも)、低金利の資金が提供される即時性は全くありません。そして、CDS市場の神聖さについて法人の借り主に不満を言うCDS参加者は、法人の借り主は気にしていないことが分かるかもしれません。

テック企業のガバナンス

ハハハハハ、ホントにホントです。

収益報告書は楽観的に始まりましたが、直前の四半期に10憶ドルをあっという間に燃やし尽くした後で、Tesla Inc.の現金燃焼の日々を終わらせることをElon Musk は予定しています。

しかし、Teslaの第1四半期電話会議の終わりに、「退屈な」質問(株式は急落し、何らかの予測可能性も問題にされず…)を続けるアナリストたちをMuskは非難しました。

会社の資本要件と Model 3予約者は保持されているのかというアナリストの質問について、Muskは「辛辣すぎ」て「良くない」と言って、質問を打ち切りました。

このようにです。

「資本要件は具体的にはどうなっているのですか」とSacconaghiは尋ねました。

「失礼します。次、次の質問を」と、Muskは会議運営者に伝えました。「退屈でばかげた質問は良くないですね。次は?」

これもそうです。

「相場の乱高下を気にしているなら、我が社の株式を絶対に買うべきではないと思います」とMuskは答えました。「私がここにいるのは、皆さんを説得して我が社の株を買ってもらうためではありません。株価の変動が怖いなら、買わないでください。全くその通りです」

ほら、ここに理論があります。上場企業の株主には明らかにその経営者を選ぶ発言力があり、少なくともそれを株主は望んでいます。しかし、経営者にもその株主を選ぶ発言力があり、少なくともそれを経営者は望んでいます。あなたがMuskのことを良く思っていないなら、おそらくTeslaに投資すべきではないし、Muskがあなたのことを良く思っていないなら、Teslaに投資させないように彼はあなたを合理的に追い払うことができます。先見の明がある良い人物としてMuskを好む従来の一般的な投資家もTeslaには多くいるのは明らかですが、彼が電話会議で基本的な財政上の質問に回答するかどうかを知るのは有益です。でも、あなたが望む全てが得られるわけではありませんし、Muskの好感度はかなり高いので投資家は彼を選んでしまいます。とにかく、Teslaが吹き飛ぶ場合、何かヒントがあったとあなたは発言することが可能です。

他には、Zynga Inc.のMark Pincusは議決権株式を取得するハードルを低くしましたが、それは彼の親切心からのようです。

Pincus氏によると、彼がZyngaの取締役会と相談してその決定をした理由のひとつは、種類株式への高まる批判でした。変更の一部として、Pincus氏は会長だったZyngaからは退き、同社取締役会の非常勤会長 になると彼は述べました。

「種類株式から利益を得ることはもうできないと考えています」とPincus氏は語りました。

大まかに言いますが、種類株式を保有してカリスマ性のある創設者により管理されている企業でさえ、これらの創設者はその企業と株主に対していまだに信認義務を保有しています。種類株式のポイントは創設者に多くの自由を与えて、近視眼的株式市場のプレッシャーから免れて企業の長期的な利益のために行動させることです(あなたがそう思うなら)。ある時点で、例えばカリスマ性のある創設者が会社の日常業務にもはや関与せず他のことに集中したい場合、企業の利益を最優先する長きにわたる株主として、彼はおそらく種類株式を自発的に止めるべきです。このようなことはまだ多くはありませんが。

スポーツのこと

英国のサッカーチーム、Arsenalに関するかなりArsenal的な話があります。彼らがあまりにも期待外れなので、ブックメーカーのビジネスは損害を被りましたが、それはArsenalの負けに対する多くの賭けが的中したからです。

Arsenalと他のチームの敗北は、英国のブックメーカーグループであるPaddy Power Betfairの第1四半期が低い収益になった要因のひとつでした。問題は、ファンはArsenalに賭けることを好み、そして時には賭けに勝ちたいと思うことです。彼らが賭けに勝つと、特にオンライン上ではその勝ちが循環してさらに彼らは賭けるのです。

Paddy Powerは水曜日に、家庭での多すぎる勝ちがファンを遠ざけたと述べました。

ひいきのチームがスポーツギャンブルのブックメーカーを破滅させているのは、気分が悪いですね。

 

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