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Craig Wrightへの嫌悪が仮想通貨世界で心地良い結束力に

Satoshiなのかそうでないのかについて、 Craig Wrightにとっては大変な1週間になっている。

自分がBitcoinの考案者だと大胆にも言い張って2016年に悪名が知れ渡った男性は、業界で最も尊敬を集めている人たちの中だけでなく、彼の疑わしい主張を最も受け入れている人たちからも批判を集めている。実際には、オーストラリア人暗号使用者でnChain創設者の主張を証明するいかなる証拠も今までに提供されていないにもかかわらず、彼はBitcoin Cashの支持者の間で心のよりどころを見つけている。

支援Tシャツから一般市民による支援掲示物に至るまで、WrightはBitcoinから枝分かれして現在では100億ドルの価値を持つ仮想通貨と密接な関係を発展させている。

しかし、最近になって彼は一連の反発に直面している。

韓国ソウルのDeconomy会議での質疑応答セッションで、Ethereum考案者のVitalik Buterinがマイクを握った今週初め、全ては明らかになった。その場でButerinは時間を使ってステージ上で取り上げられたWrightの技術論争を非難し、彼の技術的解説はつじつまが合わないという仮想通貨世界で尊敬を集める全員から寄せられた批判を強調した。

「彼のあまりにもばかげた数多くの主張を考えると、今回の会議でこの詐欺行為を語ることが許されるのはなぜですか」とButerinは聴衆に語り、嵐のような拍手喝采を受けた。

Wrightの擁護を急ぐ者もコミュニティの中にはいるが、反発が高まるだけである。

「私はLightning Networkのホワイトペーパーを執筆しましたが、あなたの話は分かりませんでした」と、開発者でLightning Networkの共同発明者であるJoseph Poon はその後に叫んだ。

離れた場所にいたが、Litecoin考案者のCharlie Leeも参加せざる得なかった。

「Craig S Wrightの話やペーパーは筋の通らない業界話にあふれ、彼がSatoshiを考案したという証拠はでたらめです。詐欺師ですよ。この男に弁明の機会を与える必要がありますか」と彼は話した。

そして、Buterinは何らかの動きを始めたように思える。

スケーリングに対するBitcoin Cashのアプローチに全般的に賛同しながら、コーネル大学のコンピューター科学者であるEmin Gun Sirerはおそらく最もうまく一般的な感情を要約した。

彼はツイートしている。

「名前を挙げるとすると現在、私はBitcoin、Bitcoin Cash、Ethereum、Zcashの開発者であり、全ての通貨はCraig Wrightの業界話をあざ笑っています。仮想通貨が今ほど結束したことはありません」

長年の確執

格別の批判が続くとWrightと、Bitcoin CashやBitcoinのスケーリングで有名であり攻撃的な提唱者で、彼の見解については過去に批判が尽きることないPeter Rizunとの長年にわたる論争が再燃するだろう。

技術的な確執は昨年の夏、Rizunが(数学を用いて)Wrightが執筆した1件のホワイトペーパーに反論し、「セルフィッシュマイニング」と呼ばれるBitcoinでの非難は実際には実行可能でないと批判した際に始まった。

Wrightのペーパーは意味をなさないと、Rizunは詳細に回答した。

さらに最近の3月25日、Vitalik同様にRizunは講演の後でWrightについて懸念を示し、確証のない取引に関連する彼の技術的な考えは実現可能ではないと異議を唱えた。そして、Wrightの考えはマイニングの非難につながることをRizunは示唆した。

RizunとWrightはそれ以来、Twitterで議論し、RizunはWrightを「証明済みの詐欺師」と呼ぶまでになった。

彼が唯一ではない。SirerはRizunの批判を拡大し、Wrightはセルフィッシュマイニングを「繰り返し理解できなかった」と述べた(Sirerは当初、単独でWrightを非難したので、これは注目すべき主張である)。

Sirerは「彼は終わった。誰もが彼のことを技術者として真面目に受け取らない」とまで言い、別のBitcoinコード発表するという昨年の約束をWrightは果たしていないとその後で付け加えた。

Wrightへのこの疲労感は今、コミュニティ全体に広がっているように思え、長年にわたって彼の考えを友好的に擁護しているフォーラムでさえそのようになっている。

あるRedditユーザーはフォーラム上の投稿で、「Craig Wrightの顔が載っている投稿には、全てに低評価を付けています」と述べている。

包括的なコミュニティ

コミュニティには、いまだにWrightを擁護している者が多くいるのは注目すべきである。

人気のある議論は彼がSatoshiであるかどうかということと、注目を集めていて十分な資本を保有しているとされる彼の新興企業は、Bitcoin Cashのように仮想通貨に対して多くのことを成し遂げているということである。

「彼がSatoshiであるかどうか、そしてさまざまな技術的な点について彼が正しいのか間違っているのかにかかわらず、彼を『詐欺師』だと責めるのは不公平だと思います。なぜなら、Satoshiであると主張すること(そして、それを証明しないこと)は詐欺ではないからです」と、コミュニティに対して多くの批判的なエッセーを執筆しているJonald Fyookball は論じた。

「それに、さまざまなBitcoin Cashの取り組みに大金を提供していることも、詐欺には思えません」とJonaldは続けた。

Wrightを支援する彼のコメントには、同意の声が沸き上がった。

とは言え、コミュニティの他の多くの主要メンバーはこの問題を静観しているか、Wrightと同様の見解を持っているのかについてはあいまいな態度を取っている。しかし、仮想通貨熱狂者は論争を避けているようには決して見えず、コメントも文脈の中で独特であると思わざるを得ない。

PoonがTwitter上で結論付けたように、このタイプの論争は技術コミュニティの中では普通ではない。発作的な怒りと大衆の憎しみはまさに珍しくはないかもしれない一方で(投資家のRoger Verはソウルのイベントで、「赤ん坊を殺している」とBitcoinの開発者を非難した)、世界トップの開発者の間では尊重し合う意見の相違が巧みに取り入れられていると彼は主張した。

「会議での対立は、仮想エコシステムでの意見の相違への正常な反応であると見なすべきではありません」と彼は記載し、さらに付け加えた。

「それは、極端で意図的なごまかしに対する極めて強い反応でした」

 

 

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