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Jack Dorsey、デジタル通貨としてのbitcoinの未来に信頼を寄せる

Bitcoinの取引速度をあげる提案が、Jack Dorseyの後押しを受けました。TwitterとSquareの創立者であるJack Dorseyは、250万ドルの資金を集めて製品のベータ版を今日発表した新規企業、Lightning Labsを支える投資家の一人です。

Dorseyは暗号通貨への関与を最近深めており、またそこから大きな利益も上げています。11月、Squareはユーザーが自社の「Cash」アプリを利用してbitcoinの売買ができるようにすることを発表しました。Bitcoinの価格は振るわなかったものの、Squareの株価は一気に上昇しまし、データプロバイダのCrunchbaseによると、これは暗号通貨企業に対するDorseyの最初の投資となりました。

Dorseyが個人的に行ったこの投資は、ここ数年にわたりbitcoin界を紛糾させてきた論争の核心を突くものでした。その論争では、一方がbitcoinを現在の状態に留めておくこと、つまりデジタル界の「金(ゴールド)」のような存在とすることを望んでいます。しかしその場合問題は、bitcoinはデータが重たく、1秒間にわずかしか取引できないため、支払ツールとして非常に貧弱であることです。このため、もう一方の論陣は「ブロックサイズ」を軽くすることで取引量を増やすことを望んでいます。

昨年はBitcoinの取引手数料が高騰し、1回につき最高50ドルを記録する場面もありました。幸い「Segregated Witness(SegWit:分離証明)」により部分的な修正がおこなわれてから手数料は当時よりだいぶ下がりましたが、それでも昨年8月、bitcoinの派生物である「bitcoin cash」の誕生を防ぐことはできませんでした。bitcoin cashはブロックサイズの上限をずっと高く設定したものです。

Lightning Labsは今、これら両陣営の歩み寄りを可能にし得る技術を開発中です。現在「Lightning Network」と呼ばれている開発中のこの仕組みは、bitcoinネットワーク上に取引階層を1枚上乗せするもので、ブロックのサイズに手を付けないことで「ゴールド」としてのbitcoinの特徴を維持しつつ、同時に支払いの量を増やすことを目指しています。

Lightning Networkは本来オープンソースのプロトコルですが、その開発を巡っては、Lightning Labsの動きに注目が集まっています。BlockstreamとAcinqという2つの企業もプロジェクトに関わるLightning Labsは、Lightning Network Daemonという名のソフトウェアを作成しており、ディベロッパーがこのプロトコルに携わることができるようにしています。同社によると、最新ソフトウェアのリリースは1年以上試作と試用を重ねた結果であり、これまでユーザーが試運用してきたテスト用ネットワークでなく、本物のbitcoinやlitecoinの取引に用いることができます。ただし、現時点では本ソフトウェアを用いて巨額の暗号通貨を送信することは推奨されない、としています。

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