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Segwit2を中心とした現在のビットコインのスケジュール。

Segwit2を中心とした現在のビットコインのスケジュールに関する海外記事です。

https://bitcoinmagazine.com/articles/countdown-segwit-these-are-dates-keep-eye/

先ほど、翻訳が上がってきたのですが、状況が刻々と変化しておりまして、リアルタイムで配信していかないと意味をなさなくなるかもしれません。

下記に日本語訳をシェアします。

Bitcoinのスケーリングに関する公開ディベートが佳境を迎えています。本日、BIP148およびSegWit2x という2つの人気の高いスケーリングが提案されます。これらはともに、Segregated Witness(「SegWit」)を1カ月以内にアクティベートすることを目的とするものあり、この2つスケーリングの範囲内で、プロトコルのアップグレードが実行される可能性が高まってきました。

同時に、Bitcoinの「分裂」という差し迫ったリスクも存在します。BIP148およびSegWit2xはともに、Bitcoinの現行プロトコルから分岐する可能性があり、それがさらなる分岐につながることも考えられます。

ここでは、7月および8月、ならびにそれ以降の月における、注目すべき日付を列挙します。

概要: Segregated Witnessのアクティベーション

まず、Segregated Witnessの概要をさらい、考えらえるアクティベーションの方式について手短に説明します。

SegWit は、Bitcoin Core開発チームによって提案されたプロトコルのアップグレードであり、後方互換性を備えています。プロトコルのアップグレードが初めて提案された2015年の12月以降、SegWit はBitcoin Core によってサポートされるスケーリングのロードマップにおける重要部分を構成し、今ではネットワーク上の多くのBitcoin アクティブノード上に実装されています。SegWitは、多数のマイナーを含む多くのBitcoin企業間で策定されたスケーリングロードマップ(「ニューヨーク協定」)にも組み込まれています。、8月1日に予定されているユーザー・アクティベーティッド・ソフトフォーク(UASF)の仕様であり、Bitcoinの改善案がまとめられたBIP 148もSegWitのアクティベーションの促進を目的とするものです。

アクティベーション方式の違い

1つ目のオプションはBIP141によって定義されたSegWit コードです。このコードを最初に提案したのはBitcoin Core 開発チームです。このコードは、11月15日までの約2週間のターゲット期間に、ハッシュパワーを有するマイナーの95パーセントがシグナルを発した場合にアクティベートされます。これらのシグナルを発したすべてのマイナーが実際にアップグレードを支持しているのであれば、Bitcoinのブロックチェーン(通貨)が分岐する可能性は極めて低くなります。

しかし現時点では、BIP141への支持を示している、ハッシュパワーを有するマイナーは40~45パーセントにすぎません。Bitcoin ユーザーの一部が、BIP148 UASF によるSegWit のアクティベーションを計画しているのはこのためです。8月1日になると、各ノードはBIP141への支持を示すシグナルを発していない全ブロックを拒絶し始めます。このプロトコルが(ハッシュパワーを有する)マイナーの過半数に支持され、これらのマイナーが最長のチェーンにブロックを追加し続ければ、SegWit対応の全Bitcoin クライアント上でSegWit がアクティベートされ、分裂は回避されます。しかしこの案を支持するマイナーが少数であれば、「BIP148チェーン」は、現行のプロトコルから分岐します。

「Silbert Accord」あるいは「egWit2x」とも呼ばれるニューヨーク協定では、BIP91によるSegWitのアクティベーションが計画されています。BIP148と同様、BIP91の各ノードはBIP141への支持を示す信号を発していないあらゆるブロックを拒絶します。しかしBIP148とは異なり、この拒絶が起こるのは、約2日間のうちにハッシュパワーの80パーセントがBIP91への支持を示した場合のみです。この仕様も分岐リスクの低下につながります。

ニューヨーク協定では、第2段階として、Bitcoinの「ベースブロックサイズ」を2倍(2MB)に拡張するハードフォーク(Segwit2x)が計画されています。Segregated Witnessとは異なり、この変更には後方互換性がないため、「分岐」が起こる可能性があります。

マイナーは、ニューヨーク協定への支持を示すシグナルを発することもできます。これに関しては、本記事の趣旨から外れるため、ここでは無視します。

では、日程を見てみましょう。

SegWit の実装スケジュール

7月14日: BTC1 のデプロイメント

ニューヨーク協定に基づき、Bitcoin Coreのソースコードをフォークすることによって開発された「BTC1」と呼ばれるソフトウェアクライアントのベータ版が6月30日にリリースされました。しかしSegWit2xのロードマップでは、ニューヨーク協定の賛同者が実際にBTC1のベータソフトウェアをインストールし、自身でテストを実行することができるのは、7月14日であるとされています。

この影響が、一般ユーザーやマイナーに及ぶことはないはずです。

7月21日: BIP91のシグナリング開始

SegWit2xの開発チームは現在、7月21日のBTC1ノードの実稼働に向けて取り組んでいます。マイナーによるシグナル発信は、この日から開始されます。

この影響が一般ユーザーに及ぶことはないはずです。

しかしマイナーは、(BTC1や、BIP91パッチが組み込まれたBitcoinソフトウェアで、「bit 4」ブロックを採掘することによって) BIP91への支持を示すことにより、SegWitのアクティベーションを促進したいと考えるかもしれません。

7月23日(最短): BIP91のロックイン

事前定義された336ブロックのうち269ブロックがBIP91への支持を示すシグナルを発していれば、BIP91がアクティベートされます。この閾値はハッシュパワーの約80パーセントに相当し、シグナリングのターゲット期間は約2 日半(2 1/3日 超)です。よってSegWit2xロードマップに沿って事が進めば、BIP91は最短で7月23日にロックインします。

この影響が一般ユーザーに及ぶことはないはずです。

しかしマイナーは、BIP91がアクティベートされる場合、1~2日以内にBIP91によるソフトフォークに適合する必要があります。さもなければ無効なブロックを採掘することになりかねません。

7月25日(最短): BIP91のアクティベーション

7月23日に「ロックイン」したBIP91は、その後336ブロック経過し、実際にアクティベートされるのは最短で7月25日とされています。これにより、Segregated Witness (BIP141仕様)への支持を示すシグナルを発していないブロックは拒絶されるようになります

この影響が一般ユーザーに及ぶことはないはずです。

しかしマイナーは当面、SegWit (BIP141)への支持を示すシグナルを発している上部のブロックのみのマイニングに専念するのが安全でしょう。さもなければ、ハッシュパワーを有する過半数のマイナーの支持によって、自身のブロックが拒絶されることになるかもしれません。

7月29日: BIP91のデッドライン

ブロックチェーンおよび通貨の分岐を回避したいBitcoinマイナーにとって、最初のデッドラインは7月29日です。

BTC1によってBIP91をアクティベートする場合、少なくとも7月29日の08:00 UTC(協定世界時間 – 米東海岸地域では午前4時)までにロックインしないと、BIP148との互換性が得られません。ロックインは早いに越したことはありません。デッドラインに近付くほど、BIP91のアクティベーションが遅れ、互換性が得られなくなる可能性が高まります。

BIP91がデッドラインまでにアクティベートされなかった場合、Bitcoinチェーンは分岐に向かいます。

この場合、BIP148 – UASFによるチェーン分岐に対応するための準備を行っていない一般ユーザーは、2日以内に準備を整える必要があります。ここでは、その方法について説明します。

BIP91が7月29日までにアクティベートされなかった場合、マイナーはBIP148チェーンまたは元からある(「レガシー」)チェーンのどちらを8月1日に採掘するか、2日以内に決めなければなりません。

7月31日: BIP141 のデッドライン

7月31日は、分裂を回避したいマイナーにとって2度目のデッドラインとなります。

少なくともこの日(UTC)までに、BIP91がアクティベートされるか、BIP141がロックインしていなければなりません。このデッドラインまでにBIP91がロックインしていなければ、2週間のうちに、ハッシュパワーを有するマイナーの95%から、SegWitへの支持を得る必要があります。

実際には、95パーセントという閾値が満たされるか否かを見極めるのに、7月31日までかかることはなさそうなので、7月31日がシグナリングのターゲット期間の終了日と重なる可能性は低いでしょう。

前述のように、ユーザーもマイナーも、分裂に備えて準備を整えておく必要があります。7月31日はそのための最後の機会となります。

8月1日: BIP148 のアクティベーション

BIP148がアクティベートされる8月1日は、分裂を回避したマイナーにとって3度目の、かつ最後のデッドラインとなります。

8月1日の00:00 UTC (注: 米国では7月31日)から、BIP148の各ノードが、Segregated Witness (BIP141仕様)への支持を示していないあらゆるブロックを拒絶し始めます。Bitcoin CoreのBIP141、またはBTC1のBIP91が、ロックインまたはアクティベート(または両方)されていれば、チェーン分岐は起こらないはずです。

前述の事象がいずれも発生しなかった場合、チェーン分岐を回避するために唯一残された最後の手段は、(ハッシュパワーを有する)マイナーの過半数から、BIP148への支持を得ることです。これによって常に、Bitcoinのあらゆるノードに基づいて決定される最長の有効なチェーンにブロックが追加されようになり、その結果、BIP141のSegWitがアクティベートされます。

8月1日までに、BIP141、BIP91、BIP148のいずれも、ハッシュパワーによる十分な数の支持が得られていなくても、BIP148への支持を示すシグナルが増えている状態であれば、この日にチェーンが分岐する可能性はあります。チェーンが分岐すると、2種類の「Bitcoin」が生まれます。BIP148側の分岐は148 Bitcoin(または148BTC)、元からあるもう一方の分岐はLegacy Bitcoin (またはLegacyBTC)と名付けられています。(この分岐は、148 Bitcoinの支持者が最長のチェーンにブロックを追加し続けることによって解消されると考えられています。しかしこれは本記事の趣旨ではありません。)

分岐が発生した時点でビットコイン(つまり秘密鍵)を保有しているユーザーは、自動的に148BTCとLegacyBTCを所有することになります。しかしこれらのBTCにアクセスするためには、おそらく新たなソフトウェアをダウンロードする必要があります。一般ユーザーは、少なくとも状況がある程度クリアになるまで、すべての取引を停止すべきであり、さもなければ大きな損失を被ることになりかねません。詳細についてはこの記事をお読みください。

マイナーは分裂の時点で、どのチェーンを採掘するのか決定していなければなりません。(もちろん、その時点で利益が最も大きいチェーンに随時切り替えることは可能です。)

8月4日: Bitcoin ABCのローンチ(未確定)

確定ではありませんが、8月4日に新たなBitcoinであるBitcoin ABCの導入が予定されています。

Bitcoinマイニングハードウェア大手Bitmain社は最近、8月1日までにBIP91がアクティベートされず、それ以降にBIP148を支持する勢力が存在していれば、「コンティンジェンシープラン」を発動することを公示しており、その後に開催されたFuture of Bitcoin Conferenceでは、このプラン(Bitcoin ABC)を具現化するための実装案を発表しています。

Bitcoin ABC は8月1日までBitcoin の履歴を共有します。しかし、その後の数日間は、Bitmain によって非公開のマイニングが行われることが予想されます。Bitcoin ABCには、互換性のないプロトコルが複数追加される予定です。しかし最も重要なのは、ブロックサイズの上限が引き上げられることです。

分岐が発生した時点(8月1日00:00 UTC)でビットコインを所有しているユーザーは、自動的にBitcoin ABCも所有することとなります。その場合、コインの送受信を可能にするソフトウェアをダウンロードする必要があります。これに関する詳細は、実際に分岐が発生した際に提供されます。

Bitcoin ABCのマイニングは、8月4日(おそらくこれ以前)に可能になります。。

8月15日: BIP148 Proof-of-Workの変更(未確定)

これも確定ではありませんが、NewPoW Bitcoin (NewPoWBTC)と呼ばれる別種の「Bitcoin」が8月15日に導入される予定です。

8月1日のBIP148フォークは、UASF の一環として、マイナーではなくユーザーによってアクティベートされます。これによりSegregated Witness (BIP141仕様)への支持を示すシグナルを発していないあらゆるブロックが拒絶されるようになります。この拒絶はマイナーに、(理想としては、あたかも残された唯一のチェーンであるかのように)BIP148チェーンをフォローする動機を与えます。しかしこのフォークが実際に発生するのかどうかは、その時にならないとわかりません。現時点でUASFの支持を公表しているマイナーは、ごく少数にとどまっています。

マイナーによる148 Bitcoinの支持率が低迷したままであれば、一部のユーザーがハードフォークの実装により、Proof-of-Workアルゴリズムの変更を試みる可能性があります。(少なくとも一時的に)CPUやGPUによって非集権化を進めることにより、マイニング環境をホームユーザーに戻しBIP148側の分岐で、専用ASICマイニングハードウェアの使用を不可能にすることで、既存のマイナーグループを一掃し、新参のマイナーに門戸を開くことができます。

現在、Bitcoin Coreコミュニティである「Slack」のサブチャネル上で、オープンなBIP148の「ワーキンググループ」が提案の詳細を詰めています。しかし8月15日までにハッシュパワーを有するマイナーの15パーセント以上によって148 Bitcoinのマイニングが行われないと、ハードフォークの実装によってProof-of-Workアルゴリズムが変更され、「Legacy Bitcoin」からの分岐が確実になります。また、148 Bitcoinの一部のユーザーが、このハードフォークへの参加を拒絶した場合には、148 Bitcoin側でさらなる分岐が起こる可能性があります。

8月1日の分岐の時点でビットコインを所有しており、8月15日までにそのいずれも使用しなかった、あるいは8月1日 ~ 8月15日に148BTCを購入または獲得した一般ユーザーは、それらのコインに加え、NewPoWBTCも所有することになります

しかし、いずれかの側の分岐上でビットコインを使用した場合には何が起こるのか、現時点ではまったくわからない状態です。よって何度も言うようですが、安全を期すために、状況がある程度クリアになるまで取引を停止されることをお勧めします。(詳細については、この記事をお読みください。)

ASICハードウェアを用いて148 Bitcoinのマイニングを行っていた少数のマイナーは、このハードウェアを(マイニングによってまだ利益を得ることができる)別のコインのマイニングに使用すべきか、その使用を完全に停止すべきかの判断を迫られます。

もちろんNewPoWBTCは、専用ASICハードウェアを使用しなくても、誰にでも採掘することができるはずです。

8月の中旬から下旬: SegWitのロックイン

マイナーによってBIP141、BIP91、あるいはBIP148によるチェーン分岐が回避された場合、遅くとも8月の中旬から下旬にかけてSegregated Witnessがロックインします。しかし、BIP91やBIP148によるチェーン分岐が発生したとしても、それはすでに想定済みのことであるため、誰も大した影響を被ることはないでしょう。

このロックインにより、SegWit対応の全クライアントが、2週間後に一斉に新規則の実装を開始します。よって新機能を使いたい、あるいは最高のセキュリティを維持したい一般ユーザーはロックインから2週間以内に、SegWitを実行することができるようにソフトウェアをアップグレードする必要があります。

チェーン分岐が発生した場合は、状況が大幅に複雑化する可能性があります。8月の中旬には、1つ、2つ、3つとは言わず、最大で、「148 Bitcoin」「NewPoW Bitcoin」「Bitcoin ABC」「Legacy Bitcoin」の4種類のBitcoinが存在している可能性があります。

この記事の執筆時点では、この状況への最善の対処法を見極めることは非常に困難です。とりあえず一般ユーザーには、秘密鍵を手放さず、状況がある程度クリアになるまでは取引をしないことを勧めします。(詳細については、この記事をお読みください。)

.マイナーにとっての最善の対処法はおそらく、最も利益が得られるチェーンの発掘に専念することでしょう。

8月下旬~9月中旬: SegWitのアクティベーション

チェーン分岐が回避された場合、SegWitのアクティベーションはこの時期に行われます。現在実行中のクライアントに互換性があれば、最高のセキュリティを維持しながら、新機能の使用を直ちに開始することができます。

チェーン分岐が回避されなかった場合の状況を予測することは非常に困難です。

10月下旬~11月中旬: SegWit2xのハードフォーク

年末(あるいは2018年初旬)にかけてSegWit2x のハードフォークが発生します。このハードフォークは、SegWitのロックインから3カ月後にBTC1クライアント上でアクティベートされます。これにより、1メガバイトを超える容量の「ベースブロック」のマイニングが可能になりますが、Bitcoinクライアントと、ハードフォークコードが実装されていない全BTC1クライアントとの互換性がなくなります。

現段階でほぼ確実であると思われるのは、このハードフォークに対応するためにソフトウェアを変更しようとしている者は多くないということです。とりわけBitcoinの開発者コミュニティは、こぞってこの提案を拒絶しており、複数の企業が不支持を表明しています。またこの変更に追随するユーザーもあまりいなさそうです。この事実は、別のチェーン分岐(理論上は、第5の「Bitcoin」の出現)を引き起こす可能性があります。しかし、その時点で4つの「Bitcoin」が存在している可能性は非常に低いと思われます。

一般ユーザーがこの状況に対応する方法は、ハードフォークの発生が間近に迫った時期に、Bitcoin Magazineで発表される予定です。

ハードフォークを支持する意思がなく、SegWitのアクティベートを促進するためにBTC1クライアントのみを実行しているマイナーは、その時までにBTC1以外のクライアントに変更する必要があります。

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